Otun

ガマの油のOtunのレビュー・感想・評価

ガマの油(2008年製作の映画)
3.7

役所広司さんの初監督作。
ワタクシ、役所さんの俳優としての『居かた』が好きです。
どの役演じていても同じようでありつつ
どの役も全く違う背景がにじむ。

その役所さんの初監督作はどんなだろーと。
観てみると、
人が子供の頃に感じた事のあるファンタジーな思いを、大人になって改めて思い起こす寓話的な作り。

子供の頃に出会った変なガマの油売りに、無名塾や舞台『巌流島』での盟友、益岡徹さん。
そのガマの油売りは言いました。
『人間は二度死ぬ。1度目は息をひきとって骨になったとき。2度目は、誰も自分のことを思い出してくれなくなったとき』。


いい。なんか、いい。
この映画が万人にいい映画なのかはどうかは正直分からんですが。
私は、好きだ。
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