女子寮に忍び込んだ謎の殺人鬼。
彼は寮の美少女たちを次々に殺していく。
だが、不思議なことに、寮内で犯人を目撃したものは誰もいない。
彼の凶行はしだいにエスカレートし、あざ笑うように警察の捜査網をすり抜ける。
ある女子寮で起きた連続殺人の行方を描く80年代スラッシャー映画。
「サディスティックで恐ろしい殺人犯の殺害の裏にはどんな殺人犯がいるのだろう…そしてこの狂気はいつ終わるのだろうか?」
原題を見て分かることなんですが、ジョセフ・ジトー監督の『ローズマリー』とは無関係。
なんとジャケットにも、トム・サヴィーニとジョセフ・ジトーの『ローズマリー』とは関係ありませんと書いてあります。
内容は一般的なサイコキラー映画です。
頭に「戦慄殺人・・・」なんて付けても全く変わり映えしません。
だが、殺人の犠牲者がみんな女性だというところに個性を感じる。
しかも女の子が皆美人。
ぶっちゃけ、ある意味『ローズマリー』より面白かった。
しかし、黒い皮の手袋をした殺人鬼が女子大生を色々な手口で次々と殺害して行くのだが、緊張感が少し足りなかったかな。
殺人事件が定期的に発生し、時間通りに時間を計られているように見えます。
殺人のペースが速いという性質にもかかわらず、犯人の無慈悲な残虐行為は、映画の質にやや逆のスパイラルをもたらしているように感じた。
でも殺人シーンは結構考えてあって、電気ショック、レコード切り、人間漆喰塗りなど、感心させられる。
また殺される女性たちみんなオッパイ出すので、サービスシーンが豊富で感動もの。
たぶん今まで観た80年代のスラッシャー映画で一番エロイ。
女性のうちの1人だけが明らかに偽のシリコーンの胸だというのも分かります。
しかも殺されるお姉さんたちはみんな金髪なので、金髪が好きという人にはさらに向いているでしょう。
私はあまり髪色とかにはこだわらないですが。
クライマックスは、予測可能であることとは別に、非常に肩透かしでした。
とはいえ、ホラーの歴史の中でこの時期のファンであるならば、観ていて損はないかと思います。