学校の地下室で居残りさせられていた高校生4人は、“ジュマンジ“という名前のソフトが入ったゲーム機を発見する。
4人がプレイするキャラクターを選択した途端、キャラクターの体=アバターとなり、ゲームの世界に入り込んでしまう。
かつてロビン・ウィリアムズらが出演した『ジュマンジ』の続編。
名作『ジュマンジ』が20年ぶりに復活です。
いちおう続編ですが、実質的には新作です。
ゲームの世界に閉じ込められてしまった高校生の男女4人が、脱出する為にゲームクリアを目指す、というお話。
オタクの主人公がゲームの中でフェロモン駄々漏れてるマッチョに変身する。
ギャグがたっぷりまぶしてあり、ドウェイン・ジョンソンやジャック・ブラックがウブな高校生を演じるのが愉快。
そしてボードゲームだったジュマンジが、今作ではテレビゲームにパワーアップします。
物語としてはユーモア要素が強く、ゲーム特有の謎解き要素はやや少なめです。
ところどころ挟まれるタイムリミットの設定、正解を見付けたと思っても一度は失敗する脚本の工夫など、約2時間の上映時間を飽きさせない工夫が随所に凝らされています。
あとはストーリー序盤は微妙な関係だったりそもそも知り合いですらなかったりする4人組が、冒険をしていく中で仲良くなったり恋仲になったりする…っていうのはやっぱりお約束なんですが、これも軽めに取り扱っているので嫌味を感じませんでした。
『ジュマンジ』をリメイクすることについて批判もあったようですが、前作と切り離せば、素直に楽しめるよくできた映画だと思います。
映画コピーは「マジ!?ジュマンジ!」と、女子高生の流行語「マジまんじ」にひっかけたもので、若者に媚び売るような宣伝政策をとっていますが、世界中で大ヒットしていると言うのにも頷ける出来映えで、これはよく出来た映画と思います。