勝ったのは農民だ

トランスフォーマーの勝ったのは農民だのレビュー・感想・評価

トランスフォーマー(2007年製作の映画)
4.0
過去鑑賞記録です。

もうすぐ、『バンブルビー』が公開予定ですので、これを機にレビューします。🚖

この『トランスフォーマー』一作目を観たのは高校生の頃で、同級生と一緒に見に行った記憶があります。
自分は見ていなかったんですが、同級生のみんなは子供の頃にアニメの『ビースト・ウォーズ』(だったと思います…。)を見ていた世代なので、観終わった後の帰りの電車の中でかなり話が盛り上がりました。🚃



映画評論家の町山智浩さん曰く、

「存在しない正義のヒーローが、存在しない悪を倒して、(そんな映画を観て、観客は)どうしてフラストレーションの発散になるのか、さっぱり分かりません。」

と言っていましたが、恥ずかしながら、自分は一作目の時はまさにそういう映画の今作を観て、楽しんでいました。💧

でも当時は「うぉ〜❗️なんじゃ、この凄い映像は❗️」みたいな衝撃を受けました。

『ロストワールド/ジュラシック・パーク』も好きなので、明らかにそれのオマージュであろう、あるシーンも好きです。🦖
リンキン・パークも好きなので、あの主題歌を聞くとテンションがアガります。⤴️

コンボイが仲間に「人間の良い面も見れた」みたいな話をするくだりも好きでした。


ただ、ジョン・ヴォイトとかジョン・タトゥーロとか渋い俳優さんも出てはいるんですが、人間の会話中心のシーンははっきり言って、緩くて退屈です。「アメリカ人の笑いって自分には少し合わねぇな」とも思いました⤵️


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例えば、

今作の製作総指揮でもあるスピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー・ワン』を観た時は、「映画ファンへのサービス精神と同時に、スピルバーグって映画鑑賞や映画作りが本当に好きなんだなぁ🎬」という風に。

或いはギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』なんかは、「あぁ、監督は本当に怪獣映画が好きなんだなぁ』っていう風に。

大ヒットしたライアン・クーグラー監督の『ブラック・パンサー』は、監督の考えている政治的なメッセージを作品に込めたように感じました。

要は金のかかる商業映画だとしても、監督が作りたい映画を作ることは出来ると思います。🎥

『トランスフォーマー』シリーズは一作目はそんな風に「マイケル・ベイ監督も、CG技術が向上したから、こういうロボット映画を撮りたかったんだろうなぁ」って風に考えていたです。


ただ、このシリーズ2作目以降、特に個人的には3作目の後半ぐらいからなんですけど、「出資金を使い切るために、わざと上映時間も長くしてCG映像もふんだんに使ってる」ような金儲けの匂いがしました。💸


とにかく3作目は凄いCG映像にも目が慣れてきたこともあり、もう20〜30分は上映時間を短くした方が良いように感じました。
4作目は観たけど、恐竜が出てきたくらいでほとんど記憶に残っていませんし、5作目は観ていません。🙇🏻‍♂️

歳をとるにつれて、映画の知識を中途半端につけちゃったから、逆にこういう映画を純粋に楽しめなくなった傾向も感じてます。🤔


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ただ次回作『バンブルビー』は、監督がマイケル・ベイではなく自分の大好きな『KUBO 二本の弦の秘密』のトラヴィス・ナイト監督だそうなので、かなり期待しています。
そして『KUBO』の監督なら、ダラダラ続かせずに、このシリーズをいい形で終わらせて欲しいです。😅