このレビューはネタバレを含みます
サンドラ・ブロックにハズレなし！
ツタヤの慎ましいSFコーナーのさらに片隅に、ポツンと佇む地味な存在感に見合わぬ求心力。
再生間もなく見入ってしまったもんね。
小林泰三のあの話を思い出しますね。
きちんと着地点のある酔歩。
結末に納得がいかないわけではないけれど、カタルシスは肩透かし。
「こんだけ頑張ったんだから、こんだけ応援したんだから、報われるはずだ」と根拠のない期待を我々は抱いてしまうんですよね。
魔女狩りの話が出てきたけれど、神の起こす奇跡でなければ定められた結末を変えることはできないのなら、それも仕方がないのかもしれない。
だけど結末は変えられなくとも、手放しそうになっていた愛の所在を確かめ合えたそれこそが、運命の変化に他ならないのかもしれないね。
【追記】
本編見終わったあとに特典映像の予告編観たけど、これウソやんけ！
