ヒッチコック監督作品の中で初めてカラー映画を鑑賞してみました。
事故で足を怪我して車椅子生活を送る、カメラマンのジェフは、身動きが取れずに退屈な日々を送っていた。出来ることと言えば、アパートの窓から向かいの住人たちの暮らしを眺めることくらい。ある日、いつものように窓から外を眺めていると、向かいに住むセールスマンの妻の姿が突然消えていることに気づく。ジェフは夫の動向を観察し続け、これは殺人事件だと確証するのだが…。
今まで観てきたヒッチコック監督作品の中では、あまり物語に起伏がなかったので少し途中で眠くなってしまった💤
しかしながら、アパートの一室のみを舞台として、ここまでストーリーを作り上げることができる演出は純粋に凄いと感じた。
またラストで、常に向かいの住人の生活を覗く側であったジェフや鑑賞者の立場が逆転するシーンには思わずゾクッとした。さすがヒッチコック監督!!
向かいの住人の生活を通して、当たり前だけれども人っていろいろな面があって、もしかしてプライベートを覗いてみないと分からないことだらけなのかもしれないなと感じた。
それにしても、ジェフの恋人リザを演じた、グレース・ケリーが同じ人間なのかと疑いたくなるくらい美しい。後のモナコ公国公妃という肩書きも納得の気品が溢れていた。
今回はヒッチコック監督のカメオ出演、分からなかったな。なかなか毎回難しいものだ🤨
