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ジョジョ・ラビットのmomokaのレビュー・感想・評価

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)
4.1
第二次世界大戦下のドイツを舞台とした作品。

戦争がテーマとなってはいるものの、コメディ的要素もうまく取り入れられていた。シリアスとユーモアの塩梅が程良いので、万人に受け容れられやすい物語になっていると感じる。

空想のなかでヒトラーを友人に持つ、少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイヴィス)。ナチスの思想を正義として疑わなかった彼がさまざまな経験を通して変化していく姿は見どころのひとつと言える。

個人的にはジョジョと母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)との愛溢れるやり取りが心に響いた。

子供の視点から戦争の恐ろしさや悲惨さをストレートに描き、風刺した良き作品でした。
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