円柱野郎

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作から時間が経ちすぎたのか、どうも今までのシリーズで感じたような興奮はなかった。ストーリーがトンデモ話の極致のような状態になっていても、「まあ『インディ』だからOK」と思えるけど、正直“超古代文明は宇宙人(異次元人)がもたらした”ってのは使い古されたネタなんだよね。そこが勿体ない。敢えてベタでも行ってしまうというのが元祖の余裕というのものなのか…?
スピルバーグの演出は歳のせい?か序盤のスピード感がいまいち。核実験の映像は凄いけど伏線になってないし、面白く感じたのはマリオンが合流してから。登場人物の掛け合いは前作を彷彿とさせるモノもあったかな。
ハリソン・フォードは歳ながら相応のアクションが似合う。変な髪型のケイト・ブランシェットも良いね。ほとんど冷酷な感じなのに、場面場面で残念そうな表情になるのが面白い。
冒頭の「アメリカン・グラフィティ」や、「魔宮の伝説」のトロッコを思い出させるようなカーチェイスも良い感じ。チラッと見える聖櫃にもニヤッとしてしまうんだけど、やっぱり19年間蓄積された期待に応えてくれる脚本ではない気がする。
円柱野郎

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