Screen7

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのScreen7のレビュー・感想・評価

4.2
スピルバーグ監督で豪華なキャスト、音楽はジョン・ウィリアムズ。これで面白くなかったら逆に凄いけど、超面白かったです!感動できて程よく笑いもあって万人ウケする映画だと思います。
鬼ごっこみたいなタイトルの通り、主人公の天才詐欺師をFBI捜査官が追い続けます。如何にも映画みたいな話だけど、実話に基づく物語というのもすごいですよね。(今作は、フランクの自伝小説を基にしていて、監修を務めたのも彼。)

若い頃のザ・ハンサムなレオ様がパイロット、医者、弁護士になりすまし、世界中を飛び回りながら詐欺をしていきます。それぞれのコスチューム姿がめちゃ格好良い。
(犯罪だから褒めるべきではないけど…)16歳でこんな詐欺できちゃったフランク凄すぎます。
たとえ主人公でもただの犯罪者だったら早く捕まえてって思うけど、今作のフランクはなんか同情してしまうし応援したくなってしまいました。少年らしい表情を時々するからだろうなぁ。まだ子供でいたい時に家庭環境が大きく変わってしまうなんて切ない。
住む家が離れても、マメに連絡とって時々会うお父さんとの仲の良さも良かった…

意外に早い段階で2人は出くわしちゃうのですが、ここからが割と長い。捕まえられそうで捕まえられなかったり、逃げきれそうだったけど捕まえられたり…フランクとカールは真逆の立場にいるけど、やりとりが面白いです。
自信満々に華麗な詐欺をしてカールから逃げ続けてきたフランクだけど、後半は情報と人員を集めたカールが追い上げていきます。だから割とどっこいどっこい。鬼ごっこ勝負見応えありました!

最終的には犯罪者のフランクとFBI捜査官のカールが、普通だったら考えられない関係になっていて、びっくりしました。ストーリーもオチも驚かされる&面白くて大満足。
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