空海花

パーフェクトブルーの空海花のレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
3.6
《今敏監督追悼特集》にて。
10年前の8/24に亡くなられてしまった今敏監督の初監督作品。
ずっと観たことはなかったですが
「パプリカ」を観てから気になっていて
命日に機会を得て、鑑賞。

正直、話としては、大嫌い(笑)
しかしながら脚本や編集は絶賛したい。
でも観ていくうちに、嫌いなのは
この物語の中のドラマであって
結果、国内での安直なドラマを作ることへの批判があるのだと、溜飲を下げた。

後半の展開は眼が離せず、サイコホラー・アニメーションとして面白い。
映像の雰囲気は好きな方だし
あの浮遊する感じはアニメならでは、で
何とも言えない良さがある。

これを20年前に作ったというのがすごいというか
20年前だから許されたとも思う。
今作ったのだとしたら、溜飲は下げられなかったと思う。。
そしてアニメで良かったと思う。
アニメーションでしかできない世界観という意味では成功していると思う。
見せ方はやっぱり巧い。
もっと生きていただいて今の時代の作品を観てみたかった。
鑑賞後はショックがじわじわ来た。


実は題名の意味が、恥ずかしながら全然わからない。
確かにブルーにはなったけれど。。違うな。
皮肉かも。うん。


2020劇場鑑賞No.82/total114


結果、パプリカの評価が上がる(笑)

TLで「1/2の魔法」「糸」が流れるので
脳内でスキマスイッチと「糸」「ファイト!」が流れていて、頭が余計にカオス(笑)
この後もう1本観たので大丈夫。
空海花

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