チッコーネ

フレンチ・ドレッシングのチッコーネのレビュー・感想・評価

フレンチ・ドレッシング(1964年製作の映画)
2.7
ケン・ラッセルのデビュー作。
「ジャック・タチ風で」というオーダーを受けての制作とかで、なるほど納得のナンセンス・ドタバタコメディ。
そうした作風の中にもエキストラを巧妙に配置した、絵心溢れる場面もチラホラ、のちの監督印へ連なる萌芽あり。
また270度開けた視界へ伸びる桟橋を中央に据えた、開放感溢れる構図の場面も。
メインキャストのジェームズ・ブースは口元が下品でイケメンと呼ぶにはいまひとつ、ペネロペ・クルスによく似たマリーザ・メルの奮闘や良し、米出身ながらフレンチ・ロリータ風のアリタ・ノートンは男女共から受けが良さそう、その後の活躍はないのが不思議。