フレンチ・ドレッシングの作品情報・感想・評価

「フレンチ・ドレッシング」に投稿された感想・評価

rico

ricoの感想・評価

4.5
全60年代好きはみるべき。
リチャード・レスターみたいなナンセンスコメディ。全てが可愛すぎか。

途中、コスプレが完全に高木ブー。
VHSで鑑賞

ケン・ラッセルの処女作。人気のないビーチを救うために、ブリジッド・バルドーのニセモノを招く。男2人女1人の映画ってなんでここまで面白くなるのだろうか。イギリス人の扱いの雑さにはめちゃくちゃ笑った。
ケン・ラッセルの長編第一作目。

英国南部の寂れた海辺のリゾート地が舞台。
カンヌ映画祭の真似事をして町おこしをしようと企てる青年と、そのガール・フレンド、頭の固い役所人たち、市長、ブリジッド・バルドーそっくりのポルノ女優らを巻き込んだドタバタ劇。

ケン・ラッセル作品によくみられるあのデカダンスや劇画タッチのオペラ的なムードは皆無でありながらも、自分はケン・ラッセルの映画の中でもいちばん好き。

トリュフォー作品でお馴染みのジョルジュ・ドルリューによる縦横無尽に跳び跳ねるスコアにのせて、登場人物たちがハチャメチャを繰り広げるスラップスティックな感覚はリチャード・レスターの『ナック』のようでもあり凄いお洒落。

ジャンプカットやヌーヴェール・ヴァーグ的手法も取り入れ、尚且つ、時には幻想的に、突如詩的にとみせるその自由すぎる語り口が妙なトリップ感で気持ち良く、今観てもまったく色褪せる事なく斬新。

何より、少女のようなしかめっ面と、劇中の海辺を照らす太陽のような微笑みを備えたアリタ・ノートンが画面に現れているその瞬間のどこまでも突き抜けるかのような煌めきったらなかった。