ダイアー教授

チャイニーズ・ゴースト・ストーリーのダイアー教授のレビュー・感想・評価

3.0
題:ハンニャ・ハラミ

製作:1987年、香港
原作: 清代のホラー小説「聊斎志異」にある短編「聶小倩」

それなりにヒットした映画で20年くらい前はちょいちょいテレビでやってた気がする。
今の子は本作の存在すら知らないのかもしれない。

ヒロインのジョイ・ウォンがとても魅力的である。
妖艶な美人。色白細身は薄幸な感じ、太い眉は情が深く心優しい印象を与える。
歌舞伎町のキャバクラではなく、雪国のラウンジあたりにいそうな感じである。

レスリー・チャンはいい男で、本作ではちょっと可愛い。

男子の憧れは妖艶なジョイよりもチャンよりも道士だった。
飛びクナイ、護符、指先を齧って手のひらに陰陽を描く、ハンニャ・ハラミ!
カッコいい。

話の辻褄も、伏線の整合性もデタラメであるが、そんなの関係無く面白い映画である。
海の向こうの死生観も学べる。