ダイアー教授

ゾンビコップのダイアー教授のレビュー・感想・評価

ゾンビコップ(1988年製作の映画)
3.0
題: 伝えたい…いいゾンビもいるよと、クランベリーズに。
製作:1988年、ロジャー・コーマンのニューワールド・ピクチャーズ
監督:マーク・ゴールドブラット(知らんっす)
出演:トリート・ウィリアムス、ジョー・ピスコポ、ヴィンセント・プライス

子供のころに午後ローか何かで観たと思う。
縁あって30年ぶりにDVDで鑑賞。

「刑事がゾンビに!」って出オチ作品。
それ以上でもそれ以下でもない。
『リーサルウェポン』的なノリのバディ刑事コメディである。

同じ出オチ映画で「警官がロボに!」の『ロボコップ』が悪趣味で残酷で実はちょっと深い作品だったのに対して、本作はカラッとしている。
すがすがしい程、浅い。

俳優は知らんヒトばかり。
俺の中でトリート・ウィリアムスは“グリードの人”で、
ジョー・ピスコポさんは俺の中では“ゾンビコップの人”だ。
だが、『ゾンビコップ』で知って、好きになった俳優さんである。

オモロいけど、そんなに語ることも無いので気づいたことを下記します。

気づいたこと
・原題は“Dead Heat” 。ゾンビ=死体って意味でDead。
冷たいの死体/DeadとHeat/熱を合わせたなかなか知的なタイトルだと思う。
どっかで聞いたことあると思ったら、シュワルツさんの『レッドブル』の原題が“Red Heat”。
共産主義者=赤って意味でRedね。
ぜってー『ゾンビコップ』がパクったなと思ったが、どちらも公開は1988年。
・ゾンビの背後には製薬会社(ダンテ製薬)ってのがいる。
このSF設定はクローネンバーグっぽい。
・主人公の名前はロジャー、ロジャー・モーティス/Roger Mortis。
これは“死後硬直/Rigor Motris”にかけてあるのだ。ちょっと知的。
・大俳優(?)のヴィンセント・プライスが出ているが、ロジャー・コーマンのコネでしょう。