Kuuta

フランケンシュタインのKuutaのレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
3.8
短評。未見と思っていたが女の子と水辺で遊ぶ場面で見たことあるなこれ…と思い出す。花びらを投げて浮かべる楽しさを共有したのも束の間、花が無くなったので女の子を池に放り込んでしまう。

少女の死をきっかけに怪物は社会の脅威と認定され、追いかけ回されるようになる(父親が遺体を持って街中を歩く悲痛な姿)。複雑な原作をモンスターホラーにまとめてしまった映画ではあるが、終盤は怪物よりも、彼を殺そうとする人々の熱量の方が印象に残る。焼き討ちに象徴される、人間の禍々しさが強調されているように感じた。
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