Taul

雁のTaulのレビュー・感想・評価

(1953年製作の映画)
4.0
『雁』(1953)初鑑賞。森鴎外原作、豊田四郎版。妾の苦悩と身分違いの恋心。東野英治郎のいやらしさが利いてるが、美しさも演技も絶頂期を迎えた高峰秀子の独壇場。一瞬の表情の変化で心情を語りきる。彼女には珍しい色っぽいシーンも。情緒と芝居をゆっくり楽しむ大映の文芸ものの佳作。
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