健一

サルバドル/遥かなる日々の健一のレビュー・感想・評価

サルバドル/遥かなる日々(1986年製作の映画)
4.2
遠い昔、地上波(吹替版)にて鑑賞。
今回改たに 字幕版にて再鑑賞。
TSUTAYAにてレンタル。
今回初めて "お取り寄せレンタル"サービスを使ってみた。
本作は店舗に在庫として置いている店舗が少ないらしく、悲しい限り。😞

1986年。 🇺🇸映画。
オリバー・ストーン監督作。

オリバーは「プラトーン」でアカデミー作品賞、監督賞を受賞。
「プラトーン」も本作も同じ86年度の作品。
1年にこんな凄い作品を2本も作るなんて本当にこの頃のオリバーには頭が下がる。

本作は日本では「プラトーン」の半年後に劇場公開される。
だが実際には本作は「プラトーン」より前に製作された作品。
当然🇺🇸では「サルバドル(86年3月)」「プラトーン(86年12月)」の順番で公開されている。

当初本作は、🇯🇵で劇場公開される予定は無かったが「プラトーン」の大ヒットにより急遽公開が決まったとてもラッキーな作品。

フォトジャーナリストのリチャード・ボイルがエル・サルバドルの内戦を取材した自らの実体験を映像化した作品。

本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされたジェームズ・ウッズの クズっぷり の演技が凄すぎる!
お金が無い、家賃払わない、無免許運転、大酒飲み、煙草吸う、マリファナ吸う、女買う、嘘をつく、友人からお金借りまくる。
もうクズのオンパレード。

実在の人物を演じていて、その実際の人がオリバーと一緒に脚本を書いているので、まんざら嘘ではないのだろう。
このクズ(失礼!)をジェームズ・ウッズが完璧に表現している!

30年以上前に実際に起きたエル・サルバドルの内戦と我々日本人にはあまり馴染みのない題材だが、
油たっぷり乗ったオリバー・ストーン監督の演出を十二分に堪能できる 熱く強烈な作品です。



TSUTAYA JR板橋駅前店にてレンタル
😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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