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スイミング・プールの655321のネタバレレビュー・内容・結末

スイミング・プール(2003年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

サラとジュリーは鏡写しの同一人物だと解釈。
正解は無いと思うので、あくまで個人の解釈として。

サラは終盤、ジョンに「これは私的な小説」と言っていることからも、自分の内面を掘り下げた本なのだろうと想像する。
現在に不満のあるサラが、創作物を通して自分と反対のキャラと統合していく物語。

“創造することによって前進する”話。
“創造の中に元々ある自分を見つける”話。

統合されたサラにとって、ジョンは最早その愛を受けたい人間ではなくなっている。
だからこそラストシーンでジュリアに別れの手を振る。
直後にジュリーと同じシーンになるが、これは意味合いが変わると思っている。
お互い利き手とは別の手を振っているので、これは鏡写しの統合されたサラを表している。
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