ビターチョコ

ヒックとドラゴンのビターチョコのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)
4.3
邦題の通り、ドラゴンが出てくるファンタジー映画。主人公は少年で、期待通りの大冒険を体験させてくれた。飛ぶシーンが爽快だった!

2010年公開の映画。
私は公開された翌年にDVDで観た。
もう随分前に観た印象の映画で、とても面白かった!

■あらすじ
バイキングの島が舞台。少年ヒックは、なんだか居場所がない。父親はリーダーで逞しいのに、ヒックは真逆の外見と性格。リーダーの息子なので、表立っていじめられることはないが、いつもみそっかす。親しい友人もおらず、女子からは鼻で笑われる毎日。が、ある日、凄いドラゴンと出会って……。

すじは、こんなふうに書くとありきたり。でも、キャラクターとエピソードがとても丁寧に作られていて、見応えがあった。映画として、とても完成しているので、とても満足した。

■概要
(2020年現在から)10年前のアメリカ製のCGアニメ映画。当時、大ヒットして、五年後に続編映画ができて、さらに三作目も公開された。

ディズニーの長編アニメ『リロ&スティッチ』が好きだ。DVDの特典ディスクで、メイキングも楽しんだ。その『スティッチ』の二人の監督が、この『ヒック』でも共同で監督をしていたので、安心して観る事ができた。

■余談(私的)
正直にいえば、続編は作って欲しくなかった。だから観ていない。ヒックがどうなったのか? 少し興味があるが、たぶん、ありきたりの展開だろう。強く逞しい青年に成長し、結婚して子どもも出来て、次のリーダーになるのだろう。
だけどそれは、この第一作目を観た私の中で熟成されていけば良いのであって、わざわざ観る必要はないのである(私見)。だから続編は観ないし、むしろ観たくないのである。

また長編映画だけでなく、ショートフィルムのシリーズも多数あり、(この映画で満足した)私にとって困った展開になったようだ。ビジネス最優先の展開に見えるから(映画の続編も人気があるようだし、作品とビジネス展開を否定してるわけじゃない)。

■おまけ(2020年10月6日)
この映画第一作目は傑作だ。ビジュアル的に細部もよく出来ていて、何度観ても楽しめるクオリティの気がする。だが、たしか一度しか観ていない。DVDで今すぐ観られるのに観たいと思わない。

私は長編映画を観るのが苦手になってしまった。だから私は観てない映画のDVDが多数あって…30タイトル以上かな? もったいない。健康上の理由じゃないし、時間の理由でもない(暇だ)。本は同じ本ばかり読みたいし、新作がつらい。開始から10分で満足してしまう。でもたまに、一気に観てしまう映像作品がある(最近では『センコロール』が楽しくて一気に観終わった)。