2013年のドラマから入って、2011年の初映像化作の映画を。
初登場時から多田と行天のキャラクターが確立していてスゴイ。
瑛太と松田龍平もすごが、原作のチカラと監督・脚本のアレンジ力がみごとにマッチングしておるように思います。
出演者も豪華で贅沢な気分。
でもドラマにハマった身としては、いかがわしさ成分がこの映画には少なく感じる。
オトナの間抜けさといじらしさがにじんでるドラマの方が肌に合ってるな〜と思う。
こどもをめぐる悲喜交交…いや悲悲こもごもかもしれない。ぜんたいに深い哀しみに塗り込められたトーンが、この映画の印象を辛いものにしている。
救いがないわけじゃないんだけどね。
いろいろ多田が背負い過ぎていてうっとおしい気もする。