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女ドラゴンと怒りの未亡人軍団のkekqのレビュー・感想・評価

2.0
Amazonプライムの変な煽りにつられて観賞。トンデモというほど突き抜けてはなく、かといって全然まともでもなく、絶妙に残念なスポットに落ち込んだ超大作。

オープニングで"美人"以外の特徴のない美人たちが得意武器とともに大量に紹介され、使用キャラ選択でもさせられるのかと思いきや、あれよあれよと出陣してパタパタ慌ただしく死んでいく。ダメージを受けるたびに「六娘ー!」とか丁寧に叫んでくれるけど、特に思い入れもなく区別もつかずどう読むのかもわからないので、敵が死んだときと同じくらいの感慨しかわかない。

その他のポイントとしては
・敵も味方も驚くほど戦争が下手
・回想の時間軸が全然わからずいつ現在に戻ったのかもわからない。全部夢なのではとすら思わせる
・鎧はとても重そうだが機動力はまったく落ちない。矢も剣も全然弾き返さない。装着する意味のまるでない、プラスマイナスゼロの鎧
・因縁の付け方が雑
・感動の再会も雑
・最後の決闘は味方が乱入に次ぐ乱入の果て、息子が父にオウンゴールして決着という体たらく
・エピローグの赤ちゃんにどちらか選ばせるシーンどうして途中でやめたの…?

などなど。衣装、武器、アクションはかなり良いスタッフが入っているため撮影現場の空気は良かったんじゃないかと思うといっそう寂しくなってくる、晩秋にふさわしい映画でした。
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