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ワイルド・バレットのslowのレビュー・感想・評価

ワイルド・バレット(2006年製作の映画)
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展開はガイ・リッチー映画のようにホイホイとテンポがいいものの、全然リッチな感じはせずプア感が凄い。冒頭まもなく、ある訳ありの銃の行方を追うことになるのだけれど、全くその本筋に興味が持てず。終始シリアスなのか笑わせに来ているのかわからないエピソードや人物ばかりで、全体的にどっち付かずなのがもったいない。タランティーノが絶賛したとか言っていたらしいけれど(本当?)、それこそ『グラインドハウス』くらい振り切っていれば、かなり面白くなったと思う。物語がブツ切りになった要因の一つとして、中盤のヤバ過ぎる夫婦の超インパクト問題がある。絶対この夫婦メインにして映画作るべきだった。そして、ほぼそのパートだけの活躍なのにヴェラ・ファーミガがカッコ良すぎたよね。観終わって、これポール・ウォーカーいらなかったのでは?とすら思ったよ(でも興行的に彼は必要だ)。
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