がんちゃん

イレイザーヘッドのがんちゃんのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.5
私、来年パパになります。
とても楽しみです。
なので毎日ママのお腹に話しかけています。
「赤ちゃぁぁぁん!」(名前はまだない)

本作はもうすぐママやパパとなる貴方へぴったりな作品です。是非パートナーを誘って一緒にご覧ください。責任は持ちません。

「カルトムービーの元祖」と呼ばれている、デヴィッド・リンチ監督長編デビュー作にして最高傑作(らしい)。というのも製作から編集までリンチが1人で行い版権も所有しているため、誰の指図も受けずにやりたいことをやれた最初で最後の作品だから。芸術とビジネスを切り離すとこんなにもクレイジーな作品が生まれるのだという好例。

イレイザーヘッドとは鉛筆の先にくっついている消しゴムのこと。タイトルからして集客意思が全く感じられない。尖ってるねー。消しゴムなのに尖ってる!

あらすじ:
主人公は恋人から出産を告げられ、安アパートで同居することにる。しかし産まれた赤ん坊は得体の知れない化け物のような姿をしていた。夜泣きするし母親は出て行くしでどうしよう、変な夢も見るし。あと向かいにエロイねーちゃん住んでるし。

要するに若かりし日のリンチ自身が体験した「できちゃった婚で人生が一変したことへの不安や嫌悪感」を寓話的に描いている。実は結構普遍的なテーマを扱っている。

ただ、主人公が途中で見る夢や幻視は時々まったく意味不明。え、イレイザーヘッドってそういうこと⁈どういうこと⁈
多分深い意味はなく、恐らくリンチ自身の見た夢をそのまま実写化したのではないだろうか。意味があったらすまん。
いるよねー自分の見た不思議な夢を嬉しそうに話したがるやつ。まじどーでもいい(笑) 女子なら許す。
がんちゃん

がんちゃん