kazu

もっともあぶない刑事のkazuのレビュー・感想・評価

もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)
5.0
どうしてこんなに…
「面白い!!!」
と思えてしまうんだろう…。

十代の頃に初めて観た「アブデカ」は
それはそれはセンセーショナルで
それから30年以上経過した今観ても

その感覚が変わらないことに驚く。

すでにDNAレベルで「面白い」と
刷り込まれてるからなのか…
いや、それだけとも言い切れない
気がする。

おふざけパート
ストーリーパート

この二つのバランスがとにかく凄い。

主に署内で繰り広げられる
おふざけパート。

ひとつひとつのギャグやリアクションは
令和の人から見ればもしかしたら
「寒い」と映る気もするが

それを徹底して、
しかもスクリーンに映るすべての
キャストがこれでもかと徹底的に
バカをやるさまに
見事にアブデカの世界に引きずり込まれて、気づけば笑っている。
気づけばワクワクし始めている。


次から次へと降りかかる
下手すると命の危険も伴う大ピンチを

「俺たちは運が良い」

と見事にはねのけてゆく。

これがまた…たまらん!


シリアスパートもとにかくクセが強い。

走り方といい
戦い方といい、
女との絡み方といい。


だがそこも徹底的にだから
観ていて
「カッコいい!!!」になる。


ド派手なカーチェイス
銃撃戦も徹底的。
パトカー何台もぶっ壊すし
消火栓から水も吹き出す。

もう、キャスト、スタッフの
「本気」がビンビンに伝わってくる。


なんかこういう映画作りのマインドを
令和になっても感じたいよなぁ。

最高でした。
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