kazuさんの映画レビュー・感想・評価

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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

若かりし頃に観たフランス映画は
当時の自分にはとても難解で
リュック・ベッソンで初めて
「あ、フランス映画でもこんな面白いのあるんだ」って思ったくらい笑

衛星録画されていたので久しぶりに鑑賞
…こち
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もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)

5.0

どうしてこんなに…
「面白い!!!」
と思えてしまうんだろう…。

十代の頃に初めて観た「アブデカ」は
それはそれはセンセーショナルで
それから30年以上経過した今観ても

その感覚が変わらないことに
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.0

星1どころか星マイナス5くらい(>_<)

10年ほど前だろうか
秦基博が主題歌歌うってんで
「言の葉の庭」を観た。

確かに雨の描写が綺麗だなと思った。

だけどさ…
絵が綺麗なら…良いの?

いろ
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そして父になる(2013年製作の映画)

5.0

星5じゃ…まったく足りない…。

子供取り違え問題。
血の繋がっていない子供を6年育てたところで突き付けられる衝撃。

誰一人簡単な立ち回りを許されない
この難役を

オールキャストが見事に演じきって
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宮澤賢治 -その愛-(1996年製作の映画)

3.5

衛星録画。

宮沢賢治のことをあまりシラズ、
どんな人だったのだろうと
興味本位で観賞。

本編を観ると
「雨ニモマケズ」が
より理解出来る。

個人的に三上博史が大好きなので
単純に楽しめた。

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ミッドナイト・エクスプレス(1978年製作の映画)

3.5

衛星録画。

予備知識なし、
タイトルから電車内でのサスペンス?
と思って観始めたら…あれ?笑

ミッドナイト感ゼロ
エクスプレス感ゼロ笑

観賞後もタイトルの意味がわからず
調べたら、「脱獄」のこと
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

スパイシー過ぎる笑

善良な感情を抱えている人間であれば
物申したくなるようなテーマ、
だけどあまりに規模が大きすぎて
見て見ぬふりしてしまいそうなテーマ、

そこにズケズケと泥だらけのブーツで踏み込
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

ありそうでなさそうな
なさそうでありそうな

でも最後まで観ると
ありそうでなさそうな
って感想で終わった。

映画を観ていると言うより
漫画を読んでるような感覚。

「殺し屋」という仕事を
とても身
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

2.0

低評価の理由はたったひとつ。

たとえ自分が不倫した相手との子を
堕ろして子供が産めない体になろうとも
不倫した相手とその妻の性格が悪くとも
その夫婦が赤ちゃん置いて窓開けっ放しで外出しようとも

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美しい星(2017年製作の映画)

3.8

久しぶりに
「俺は今何を観させられてる?」
と混乱、困惑した笑

観賞後も…うまく説明出来ない笑

ただ不思議と
一度も中だるむことなく
観終わることが出来た。

ともすると超絶くだらない話を
どこま
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

出演してるのを知らずに出くわす
窪塚洋介ほどありがたいものはない。

こういう控えめな役もしっかりと
演じてくれる素晴らしい俳優だと思う。

キャスト陣のお芝居はとても
見応えがあるし、何の文句もない
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砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

4.0

自動録画されていたのだけど…

てっきりアニマルアクション系かと
思って削除する気でいたら
まさかのハルストレム作品笑

しかし、こんなに観る気が失せるような
タイトルって…笑

大好きなハルストレム
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.3

PMSの女の子とパニック障害の男の子。

今の時代らしいテーマというか
あんな人もこんな人もいて
みんなと共に生活してるんですよ
って話。

少し言葉は乱暴だけど…
へぇーって感じ。

決してその人た
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

「トイレ清掃員のなにげない日常」

その通りだと思うけど
そう言われて、映画を観たくなる
とは、いかない。

なのに、
鑑賞してみるとその
「トイレ清掃員のなにげない日常」が

いかに眩しくて
いかに
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GONIN(1995年製作の映画)

5.0

偶然録画されてて30年ぶりに再鑑賞。

やっぱ…最高だなぁ。
この時代の、この情熱。


なんでもかんでもリアリティを
追及しないと、
すぐSNSなどでどこの誰かわからん
輩に文句言われる現在では…
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牙狼 GARO GOLD STORM 翔(2014年製作の映画)

3.0

偶然録画されていたので
興味本位で鑑賞。

王道アクションに
クオリティの高いCG。

独特の世界観が…ちょっとクセになる。

ウルトラマンや仮面ライダーを
知らずにガロ観たら
もっと純粋にハマれる気
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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

これが実話というのもスゴいが

それを知らずとも
一本の映画として素晴らしすぎる…。

地位、名声、金持ち。

貧困、レッテル、前科者。


肩書きが何であれ
一番大事なのは、人間である

そんなこと
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探偵物語(1983年製作の映画)

5.0

もう…こんなテイストの映画は

この先二度と作れない気がする笑


話が尋常じゃないくらい
ブッ飛んでる笑

金持ちの女子大生が
探偵につけ回されて
殺人事件に巻き込まれて
その探偵に恋をして
挙げ句
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優駿 ORACION(1988年製作の映画)

5.0

衛星放送で録画されていたものを鑑賞。

映画の醍醐味が全て詰まっている。
これぞ、映画だ!と言い切れる。

1988年、
当然CGなどない。
映るもの全てが正真正銘、
手作りである。

それを踏まえて
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

泳ぐゴジラは…かなり怖い笑

なんなら海上のみで、
陸に上がらなくてもいいかな、くらい
海を不気味に進行するゴジラは
怖い笑

映像には何の文句もない。

さながらジョーズのようなゴジラも
個人的には
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

見応え十分。
濃密な映画の中の「映画の世界」。

サイレントからトーキー、
時代と共に移り変わる映画業界の
繁栄、衰退、狂気を描いた作品。

「映画」という娯楽が
今もなお大衆を魅了する理由が
この作
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

上映当時、劇場で寝てしまって…
「面白くなかったから睡魔に襲われた」
と思い込んでいた自分を疑問に感じ、

改めて鑑賞。

うん、間違いなく
未曾有の窮地に立たされた
「人間のドラマ」。

感覚的には
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竜馬の妻とその夫と愛人(2002年製作の映画)

5.0

良い脚本と良い監督がタッグを組めば
面白さは何倍にもなる。

その典型だな、と思わされた。

木梨憲武、鈴木京香
中井貴一、江口洋介。

4者4様、人間味溢れる役、
素晴らしい演技。


ものすごく「
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キリエのうた(2023年製作の映画)

1.0

先に言っておくけど、
岩井俊二の作品は大好きだし、
過去の作品でいまだに見返してるものも
多々ある。

下手すると「岩井信者」レベル笑

期待を大いに膨らませ、いざ鑑賞。

序盤に七尾旅人、奥菜恵と出
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サーチライト-遊星散歩-(2022年製作の映画)

3.0

扱っているテーマ、
軸となるものは伝わるものの
それを表現する方法が
いちいち「ぽい」。笑

一部だけスローモーションを
取り入れたり

ラブホから天に向かって
サーチライトが照らされてたり

「ぽい
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

1.0

チャイルド・プレイという
ドールスリラーの金字塔があるわけで
否が応にも比較されるのだろうが…

ミーガンがぶっ飛んでるってシーンには
脈絡とかリアリティとか
どうでもいいし
面白く描けてると思うけど
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

5.0

もしも日本の作品が世界に誇れるとしたら…
「深夜食堂」ほど日本人の感性を
表しているものはないのではなかろうか。

どんな人間にでも歴史があるということ

表向きにはわかりづらい部分を
とても丁寧に描
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深夜食堂(2015年製作の映画)

5.0

ドラマをまったくと言っていいほど
スルーしていたのだが…

こんなにも素晴らしい作品を
今日の今日まで知らずにいた
自分の愚かさを憂う(>_<)

「続」も連続で観たので
詳細はそちらで。

アフタースクール(2008年製作の映画)

5.0

またしても衛星放送にて
何十年ぶりの再鑑賞。

よく出来ている…
よく出来すぎている。


やっぱり良い映画は何回も
観なくちゃダメだな笑

公開当時も
「面白かった」印象はあるものの
なにがどう具体
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福田村事件(2023年製作の映画)

-

「映画」というものに
エンタメを求めているような輩は
(つまり自分のことなんだけど)

観ちゃいけないのかも(>_<)


そこに確固たる事実があって
それを脚色し、あくまでも
フィクションとして楽し
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

「つらいときほど、優しくあれ」

その理論は頭ではわかっているものの
日常に起こる様々な出来事に
押し潰されて、

わかっているけど
理解しようとしない自分がいる。

この映画は、
本編の大半をムチャ
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.5

若かりし頃、今は無きテアトル西友にて、鑑賞。

その後ウォン・カーウァイにハマったのは懐かしき思い出笑

当時は「若気のいたり感」もあり
オシャレな映画を観た自分に酔う…
って感覚が少なからずあった笑
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

タナダユキ作品は
きめが細かく、丁寧な印象があるので
とても好き。

今作もとても丁寧だし
登場人物がしっかり描けているし
観客が女性ならなおさら感情移入、
共感出来るような作品だと思う。


(多分
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ある男(2022年製作の映画)

3.0

数年前、同監督作品「愚行録」
鑑賞時にあまり良い印象がなかったため
ついつい敬遠していたのだが…

そのことをすっかり忘れ笑
賞を獲ってることにひっぱられ鑑賞。


残念ながら愚行録鑑賞時と
ほぼ同じ
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母性(2022年製作の映画)

2.5

 物事には必ずと言っていいほど
裏表、二面性があるわけで。

加害者と思われていた人が
被害者だったりってことも。

与える側、受けとる側

共有した同じ出来事も
それぞれの感じたことは違ったりして。
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

2.0

阿部サダヲのお芝居は文句無し。

ただ…同監督の「凶悪」のときも
感じたのだが、

このような題材を映画化して
誰が得をするのだろうか?💦

描写やストーリーを
観客はどう捉えれば良いのだろうか?
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