土平木艮

最後の猿の惑星の土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ…2670年の『シーザー率いる猿軍団VS人間軍の戦いは核戦争へと発展し、猿軍団が勝利した』と言う老猿の語りからスタート→2003年、シーザーは村を開き、平和な暮らし。人間は奴隷気味→かつて両親が残した映像を探しに廃墟となった街へ。見つけた映像で両親が『1000年後、猿が地球を滅ぼす』と語っているのに衝撃を受ける→街には、核戦争を生き延びた人類が(早くも)ミュータントとなって地下で生活→人類、猿を追って村へ→村では、過激派ゴリラのアルドーがクーデター画策。シーザーの息子・コーネリアスを殺害。『猿は猿を殺さない』の掟が破られる→猿VS人間の全面戦争→猿軍勝利。アルドー、人間軍にトドメを刺す→人間の処遇で穏健派・シーザーと過激派・アルドー対立→アルドーの『猿殺し』が明るみに。アルドー追放→2670年、地球は猿と人間が共存する平和な世界に。シーザーの石像の目から涙が流れて終幕。



『歴史に学ぶ』『異なるものとの共存』等、メッセージは有る。現在でも解決してない問題なので、そこは観る価値あり。

ラストの『シーザー像の涙』は、『続・猿の惑星』の『血の涙』との対比になっているってことらしい。そんな場面、忘れてた。

猿が猿を殺して『人に近づく』ってのを見て、『2001年宇宙の旅』の『お猿の場面』を連想した。

低予算ゆえの映像の安っぽさが残念。『人類VS猿の全面戦争』が、全面戦争なのに規模が小さめ。妙な味わいがあるけど。

新3部作(4作目もあるらしい)は、『新・猿の惑星』〜『最後の猿の惑星』のリメイクだったみたい。

100分足らずの作品だけど、好きなジャンルでないと多分飽きてしまう。

関連作品『猿の惑星・創世記/新世紀/聖戦記』…リブート・リメイク作品を観なおしたくなった。
土平木艮

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