ブルース・リー「ドラゴン 怒りの鉄拳」(1972)のリメイクかと思ったら、ちょっと違った。その映画でブルース・リーが演じた、陳真(チェン・ジェン)という役柄のその後を描いた映画。
「怒りの鉄拳」では、陳真はラストで無数の銃弾に撃たれて死ぬのだけど、じつは名前を変えて生きてた、という設定になってる。
とにかく、ドニーさんのブルース・リー愛が詰まった映画で「ドラゴン 怒りの鉄拳」ほか「グリーン・ホーネット」のカトーなど、オマージュてんこもり。
映画的にはイマイチ感あったけど、小ネタ満載で楽しめた。
ちなみに、陳真(チェン・ジェン)というのは架空の人物で、1920年代頃の上海を舞台にして、欧米や日本の支配に抗する武術家というキャラクター。いままでなんどもドラマ化、映画化されてきた。
陳真は抗日運動の英雄なので、時代背景的にしかたないけど、日本人が悪役で描かれるのがツラいとこ。
ただ、アクション映画界のレジェンド倉田保昭や、EXILEのAKIRA氏など大物俳優が出ているのはうれしい。とりわけ、ラスボス演じた木幡竜という元キックボクサーの役者が渋い。