狭須があこ

バットマン リターンズの狭須があこのレビュー・感想・評価

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)
4.1
キョーレツすぎでしょ。
下手なホラーより夢に出そう、こんなのだと思ってなかった…。
1作目のジョーカーもキョーレツだったけどペンギンは百倍くらいヤバくて、最後の方お尻浮いてました。
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーきもちわるかった。

悪役がぶっ飛びすぎてて逆に真に迫ってました。
人外の気持ち悪さじゃなくて、気持ち悪い人間なの。そのクセ人間ほぼやめかけなのあいつ。
あまりの迫真の気持ち悪さに俳優の名前調べて画像検索したけど全然普通の優しそうなおじさんだった。
俳優ってすげえ!

ほんっとに気持ち悪さを最大限に振ってできあがりましたみたいなやつなのに、途中からそいつに感情移入しちゃってさあ、何やってんだろうね。何なんだあの人生は主人公どうでもよくなったわ…
あーーーーーーーーもうやだ。やだやだ。

ベンアフレックのバットマンは見てないけど、もうバットマンVSスーパーマン見に行くよ…
あー…悪夢だ…
ティムバートンてこういうことか、監督の妙なんでしょうね。よくわかんないけど。

あと尾田っちが好きなナイトメアビフォアクリスマス。あれティムバートンだよね。
このペンギンって、ホグバックのモデルじゃないの?

尾田っちが公言してた記憶はないけどまあほぼ確実にモデルだろうな、よかったなホグバック、結構キモキャラだったけど全然あれでもマイルドだったんだな。

いるじゃん、男の人に。
めちゃくちゃ女の人ちやほやして、女の人に気がないとわかった瞬間に「あんなに良くしてやったのに」みたいなこと言う人。
あれが現実世界の男の人の大嫌いなとこなんだけど、あれを描いてる作品は多分好きなんですよね~。

ものすごく醜い男でもやるじゃん。「俺が好いてやったのに」みたいな。
あれね~どうやっても感情移入できないの。でも確実にそういう思考が存在するじゃん。
めっちゃ気持ちわるいんですよね。
その気持ち悪さを描いてきたことに「おおっ!?」ってなる。

ペンギンが「野良猫め!」ってブチギレてるの見て、ホグバックがシンドリーちゃんに床を舐めさせてたの思い出した。

尾田っちすげえなあ。この気持ち悪さを再現してくんのか。すげえ。
ホグバックのやってたことほんとONEPIECEに登場するキャラで一番気持ち悪いと思う。
その元ネタを見れてよかったよバットマンありがとう。

でも子供の頃地上波でこれ見てたら泣いてたろうな。
気持ち悪さに目を背けそうになってウサギ抱っこして耐えてたけど、大人になっててよかった!
狭須があこ

狭須があこ