ノーランやっぱフィクションより史実モノ撮ってた方が絶対いいって！
もうこっち路線でいけって！！
お父さん連れて見に行ったけど「今まで見た映画で一番よかった」って感動しててよかったです
長時間大量のおっさんを見せられたものの、時系列シャッフルのウザさとか難解さが鼻につくこともなく、ノーランアンチの私でも満足した
事前知識必須！って言われてたりしたけど、私は別に「原爆つくった人」だけの知識で全然いけました。
この監督は普段フィクションで設定過多だから、史実の話だとシンプルでちょうどいいんだよな（暴言）
ただ原爆シーンの悲惨さがほぼ全く描かれてないので、海外の人が見たこの映画は、私たちとは感じることが違うだろうなと思った
そもそも日本人は事前知識が違いすぎる。
以下ネタバレ
人類の抱えることになる問題とか、賛否とか、けっこう重めの「そうよな」な内容が随所に出て来るのに、どれも一回きりしか触れられず映画のメインテーマにならないんだなーと思ってたら、ただひとつ「空気中に引火していく」というところだけ２回出て来た
あれ？なんで今そこで聞き返した…？と思ってたので
「１度爆発したが最後、空気中に引火してそのまま世界を破壊する爆弾」という恐れていたことが本当に実現してしまった、という終わり方に到達して回収するのが好きで、そこでこの映画好きになって帰って来た
彼らが落とした爆弾は空気中に引火しなかったわけじゃない。
落ちた原爆から引火した核の火は、いま世界中の武器庫に散らばり、未来に確定した世界の終わりをカウントダウンしている。
やるじゃんノーラン。時系列を操る男。
科学者オッペンハイマーは、この世界を破壊した男なのだ。
