竜平

メイフィールドの怪人たちの竜平のレビュー・感想・評価

メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)
2.9
住宅街「メイフィールド」にて、少し前に引っ越してきたというどっからどう見ても怪しい隣人の謎を追って住人たちが奔走する、という話。

「脱力系コメディ」と言うべきなのかな、と思ったけどあとで調べたらこれは古典ホラーの流れなどを踏襲してるらしい。思い込みやら先入観やらで巻き起こる隣人トラブル。何か証拠となるものが出てきては深まる謎。ミステリーのようなホラーのような、でも言ってしまえばどれも中途半端な印象で、これは時代性もあるのかもしれないけども、とにかく良くもわるくも全然怖くないってゆー。古典ホラーというものにほとんど触れたことがない身としては「コメディ」として見るしかなかった、というところ。まぁ言ってしまうとどうってことないストーリーだったりもする。めちゃくちゃわかりやすいし、頭を1ミリも使わず見れる。いろいろ加味して「脱力系」と、そう名付けておこうかなーなんて個人的に思った次第。まぁ何にせよ、もう一捻りほしいなという感じは否めない、けどこれもね、時代的なものは確実にあるよなと。

若きトム・ハンクス、彼の演技はやっぱり楽しいねーなんて。彼が主人公でなかったらもっともっと評価を低くしてたと思う。てかレイアじゃないキャリー・フィッシャー初めて見た。あと『スタンド・バイ・ミー』『グーニーズ』と見てきてのコリー・フェルドマンの成長ぶり。総じて、真のトム・ハンクス好きへの暇潰しとしてだけ薦めたい、かな。ただ田舎っていいよねー、って思った。地元が恋しい。
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