俳優さんは豪華だし(原田芳雄、香川京子、吉田日出子、香川照之、あがた森魚…)、主演陣の若さ眩しく輝いてるし、この映画の主軸になるピアノ曲も良く、クライマックスの花火も非常に美しい。映画館で見たならさぞキレイだろう。
今から見るとアッサリとした口当たりの愛の物語だが、しみじみ見るのによい映画だと思う。
今読んでいる松久淳(原作者)のエッセイに、本作の撮影現場を訪れた時の話が書かれていたので見たのだが、しっとりと落ち着いた雰囲気の映画の裏側で、あんなエキサイトしたやり取りがくり広がってたんかと思うと、また見る目も変わりますわ。オモシロイです。