平成2年の男

ギャング・オブ・ニューヨークの平成2年の男のレビュー・感想・評価

3.5
・当時代への乾いた憧れが画面全体に漂っている。

・言いたいことは1つ1つのフレームに込めた、と言わんばかりの視聴者突き放した作品だと感じた。「この作品の良さは君たちにはわからないだろうが、まぁ楽しんでいってくれ」的な。ゴッドファーザーと似ているな、と思った。

・人間のごちゃごちゃした争いなど、蟻の紛争のようなもので、雨が降れば全て洗い流されてしまう。ラスト20分は虚しさしかない。

・原本を読みたくなる作品。