じぇいらふ

キッドのじぇいらふのレビュー・感想・評価

キッド(1921年製作の映画)
5.0
🎩🦯フォーエヴァー・チャップリンは制覇するぞシリーズ④👦

今回で3回目ですが久々に観る。スクリーンで観るのは初めて。言わずと知れた名作ですが、、、やっぱりいい😭というか、自分同じくらいの子供がいるので昔観た時より感情移入度全然違いますな。泣くわこれ😭。チャップリン作品で1番2番に好きな作品。大傑作👍👍👍👍👍

🎞️「笑いと、、、多分一粒の涙」
ある病院。子供を抱えた若い母親。悩んだ末、、、子供を金持ちそうな車に置き去りに~はじまり

📖捨て子を拾った我らがチャーリー。大事に育てて、貧しいながらも二人で幸せに暮らしていた。子供を捨てた母親は女優として成功し、罪滅ぼしで子供達へ慈善活動をしていた。そんな時、息子が孤児であることがバレ、むりやり孤児院への連れて行かれそうになる。。。というおはなし

チャップリンというより、やっぱりこの作品は天才子役ジャッキー・クーガンですな。世界初の子役スターとのことですが、やっぱりオーラ凄い。可愛い。演技上手い。こんな子供いたら誰でも愛して大事に育ててしまう感。見つけたチャップリンもさすがです。親子二人での、イケナイ仕事シーン。警察に気づかれる気づかれないのあたり演技上手いよね。二人してちょこまか逃げる早回しがかわいい笑。動きが同じで、ほんとの親子感。名コンビ感。バディムービーとしても最高です。

近所の悪ガキとのケンカ。小さいけど結構強い笑。でかい兄貴登場。こいつもチャップリン映画常連だな笑。ここら辺のやりとりとかアクション展開のさせかたって毎回感心させられる。テンポ良いです。ボコっと壁が穴あくとか上手い。

ホットケーキ作る息子可愛い。チャップリンの食事シーンはいつもいい。宮崎駿作品にも繋がる、愛情と生活感。生きる力の表現。何より美味しそう🥞

初の喜劇に本格的に悲劇要素を取り入れた作品ですが、息子が連れ去られるシーンの神がかった演技と、、、音楽いいんだよね。これチャップリン映画って基本無声だから音楽いろいろ違うのついてるソフト多いけど、やっぱりこのメロディ🎵が流れるサウンド版が一番いいです。泣ける😭。泣きすぎる笑。このサウンド版は後年つけたもので、結構シーンもカットされてるらしい。カットされる前のも観てみたいね。

簡易宿泊施設のシーン。ガスの炎🔥がそのまま照明として使われるの火事にならんのかな?とか、こういうのも当時の世相とか雰囲気を感じられるのいいですよね。

後半、幻想的な全員天使のシーンというのが結構唐突に展開される。悲劇的シーンが多めだったので笑いで調整したのか?やっぱりこういう幻想シーン取りたかったのか?ワイヤーアクションで飛んでくの楽しそう笑。後に2番目の奥さんが天使で出てるそうです。

最後はやっぱりハッピーエンドなんですかね。ヒロインはやっぱりのエドナ・パーヴァイアンス。そのあと、若い母親とチャーリーはどういう関係のなるのか?息子は会わせてくれるっぽい、、、そんな想像をさせる終わり方。

後年のありとあらゆる、孤児もの、親子モノに影響を与えまくった傑作です。今みても全然古びないどころか、全世代で楽しめる、まだまだファンを増やしそうな作品です。是非是非観るべし✨