すごく他愛ないけど、好きな映画。
女性の年齢をカラットで例えるのは、これが元ネタなんですねえ。
演出や語り口の凡庸さを、キャストの好演が救っている。リブ・ウルマンが意外とはまり役で、ベルイマン映画での深刻さが嘘のような朗らかさ。ジーン・ケリーも得意のダンスを見せてくれる大活躍。娘役のデボラ・ラフィンはスタイル抜群、そしてビリヤードの腕前がプロ並み!
原作のブロードウェイ舞台劇の、更に元となったフランスのお芝居があるそうで、何と『サボテンの花』と同じ原作者。確かに何か似通った雰囲気があるかも。
★エーゲ海は最初と最後にしか出てきません。