リコ

落下の解剖学のリコのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

フランス映画の法廷ものは初めて見るかも。フランスも、イギリスと同じように弁護士・検事がローブを着るんですね。

結局、転落事件の真相はよく分からない。真実は各々にあり、それらよりもサンドラとサミュエル夫妻の亀裂やパワーバランスを解剖する映画だったのだろうとおもう。
しかし如何せん、長すぎた。事件が起こって捜査が始まって、一段落したかと思ったらいきなり『1年後』に飛ぶし。
後半見てるのがしんどくなってきて、検事がまくし立てる度に胃がえづいてきたぞ(それだけ好演だったということだろうが)

ザンドラ・フラー、何だか得体のしれない眼の表情が不気味。野心的な作家、不満を抱えた妻、息子を心から愛する母、そして平然と不倫をする女…他人から見ればヌエのような人物だけど、彼女の中では矛盾せず、懸命に自己弁護する。これは女優賞レースにおどり出るのも納得。

ところで、主に英語圏メディア?が、弁護士を演じるスワン・アルローさんを"The Hottest Lawyer in France "とかナントカくっちゃべってバズらせてるけど
こちとら「ブラッディ・ミルク」からのスワン担としては、
気づくの遅ッッッッッッッッッッッッえええんだよ、ヴァーーーーーーッッッッカ!🤪了。
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