ジニョク

真昼の用心棒のジニョクのレビュー・感想・評価

真昼の用心棒(1966年製作の映画)
4.0
初ルチオ・フルチ監督作品✨

ねこ無双さんの影響を受け、私もフルチ始めました😳
手に入らない作品もあるけど初期の頃のモノから少しずつ観て行きます😊

ルチオ・フルチと言えばホラーやスプラッターのイメージが強い!
でも今作はいきなりマカロニ・ウェスタン⁉️

私がもっとも観ないジャンルの映画です🤠
が、これが渋くてカッチョ良くて面白かった!

友人からのSOSを受け故郷に戻った主人公。
町は悪徳権力者に牛耳られ、亡き母の遺した家も彼らの手に。
そして、その家に住んでいたはずの兄と乳母は町外れの小屋に追いやられてひっそりと暮らしていたのでありました。

主人公トムを演じるのはフランコ・ネロさん。
代表作は『ジャンゴ』など、西部劇でたくさん活躍された俳優さんのようです🐴

そして兄ジェフを演じるのはジュゼッペ・アドバッティさん。
全く知りません💦

弟は正義感が強く勇敢なのに対し、兄はお酒を飲んでばかりのどうしようもない奴💦

そんな兄弟が力を合わせて悪徳権力者をやっつける物語💥

兄弟のガンアクションが華麗過ぎます!
特にお兄ちゃん!
飲んべえなだけかと思ったら「hey!gentleman〜」と撃つ前に声がけし、絶対に外さない凄い命中率✨

弟も戦隊ヒーローみたいな空中宙返りしちゃったりと、西部劇でそんなのアリ⁉️とテンション⤴️

そしてこれ、フランコ・ネロが暴君ジュニアに鞭打たれるシーンが有名なんだそうですね。
忍び込んだガーデンパーティで白いスーツを着たジュニアにビシバシと打たれるんですが、彼はなんと『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴのお相手役なんだとか😳
今作では大変なクソ野郎でした😥

女、子どもを容赦なく殺す様子、
冒頭の人間狩りのシーン、
残酷描写がフルチ監督特有のモノなのかしら🤔

でも、情報提供してくれる中国人のちゃっかりおじいちゃんとか、コメディちっくな部分もあったりします。

フィルマの評価は低いけど、私はこれ好きです。
出だし好調✨
次回のフルチさんは『女の秘めごと』
ガラッとジャンル変わりますね😅
いつ観るかは未定でございます💧
(ノーランの進みが悪いぞ!と頭の中で声がします…笑)
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