円柱野郎

バーレスクの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

バーレスク(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公を演じるクリスティーナ・アギレラは本職の歌手であるから、その歌唱力は抜群。演技はまあ普通であるけど、やはりこの手のミュージカルにおいてはその歌唱によるパフォーマンス能力は見事。タイトルでもある"バーレスク"の通り、妖艶なダンスときらびやかな舞台で魅せるわけだけど、ノリの良いナンバーと共に素直にミュージカル映画として楽しめました。
ただストーリーラインは悪く言えばありきたり、良く言えば王道のサクセスストーリー。予定調和に至るまでで如何に工夫した演出をするかが映画としての個性にもなるのだろうけど、その辺の描き方も普通なので勿体ない感じ。特にロマンス部分は凡庸だなあ。
全体的にアギレラのための映画という感じもするけど、主演級助演のシェールは存在感抜群(見た目が月影千草のようw)だし、スタンリー・トゥッチやアラン・カミングなどの脇役も光る。特にスタンリー・トゥッチの"ハゲで理解のある気の良いゲイ"という役はハマってます。
円柱野郎

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