みかん

127時間のみかんのレビュー・感想・評価

127時間(2010年製作の映画)
3.8
127時間、人通りのない広大な渓谷で滑落し、右腕を大岩に挟まれ身動き出来ず、絶対絶命のピンチをたった1人で乗り越えた実話に基づく極限サバイバルストーリー。

スタイリッシュなテイストでカットや音楽が入ったりするので、重苦しく暗くなり過ぎずに見届けることが出来ました。

が、決断時は直視出来ませんでした。。
諦めたら、本当にそこで試合、じゃなくて人生終了。生き延びる執念に勇気をもらい、感服しました。


★エンジニアの主人公アーロンは、気ままに登山に行くのが趣味。その日はアメリカのユタ州ブルー・ジョン・キャニオンへ特に誰にも連絡せず出発。

登山の装備や道具も万端、地理も裏道知ってるくらい詳しいアーロン。

道に迷ってた女性2人組のガイドをし、一緒に岩穴の中の池で遊ぶくらいその日も余裕で楽しんでいた。

2人組と別れた後、引き続きご機嫌でキャニオニングを楽しんでいたが、まさかの滑落。気づいたら渓谷の谷底で右腕が大岩に挟まってびくともしない状態に。

こうして、アーロンの死闘の127時間が始まった、、。


極限状態の中、何度も挫けそうになって、死ぬ準備したり、今までの人生を振り返って後悔したり。

けど、色々思い出してるうちに、上手くいくかもわからないけれどそれを信じて、生きるための究極の決断をした時はその勇気に脱帽。

本当に人生どこに落とし穴があって絶望に突き落とされるかわからない。

けど、血や涙を流すことになっても、生きてさえいれば何とかなる。
希望をつなぐことも出来る。
その痛みも今後生かす糧に出来る。

とにかく、生命あればこそ。
そんなことも教えられた作品でした。
みかん

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