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1916 自由をかけた戦いのみかんのレビュー・感想・評価

1916 自由をかけた戦い(2019年製作の映画)
3.2
第一次世界大戦中、18世紀末に滅亡してしまった祖国ポーランドの復活と、支配からの自由のため、倍以上の兵力を持つロシア軍を相手に戦ったポーランド軍の活躍を、実在の人物を織り交ぜて描いたミリタリーアクションドラマ。

レビューで散見するように、GEOで「1917」の隣に佇んでいて、何コレ?と不思議に思って手にとって、パッケージのあらすじ読んで歴史モノ好きなので、冒険で観てみましたw

18世紀末にロシア、プロイセン、オーストリアに分割されて滅亡してしまったポーランド。

1914年から実質的に支配していたロシアに対して国家の独立を求め戦った人々のお話で、約120年の間、彼ら彼女らがポーランド人というアイデンティティを失わず、言語や文化を守り続け、第一次世界大戦の動乱の隙にこんな風に立ち上がらなかったら、今もポーランドが地図から無いままになっていたかもしれないと思うと、アツいものが込み上げてきました。

が、いかんせん東欧はあまり馴染みがなくて、地名や実在の人物をはじめ、蜂起していった順などよくわからない部分もあったりで、知ってたらもっと楽しめたんだろうなと思いました。

検索して調べるにしても、"コシチュフヌフカ"など地名や実在の人名の情報がほとんど出て来ず(ポーランド語の日本語表記の限界でヒットしないのか、とにかく日本ではマイナーな歴史なのか…)、知りたくても謎が深まるばかりで結局よくわからずになってしまいました/(^o^)\

あと、終盤は自由をかけた戦いというか、個人間の恋人をかけた戦いも加わって、そちらの方が若干ハラハラしてしまいましたw

騎馬隊と塹壕の兵士の戦闘シーンは、気合い入っていて迫力ありました。

邦題でB級ネタ作品の印象になってしまってますが、真面目に当時の人々への敬意が込められた良い作品だと思います。

その邦題については、やはり色々ツッコミたいんですが、他の皆さまのレビューの中でさんざん叫んで下さってるので、ここでは置いておきますw


★18世期末、ロシア、オーストリア、プロイセンに分割されて滅んでしまったポーランド。1914年、国家独立を目指し、第一次世界大戦中のロシア革命を機に、当時実質的な支配下にあったロシアとの交戦を始める。
ロシアの支配地から脱走してきた主人公タデウシュは、ポーランド独立運動の志願兵たちの野営地に辿り着くが、、。
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