1960年代半ばアメリカ。レーサーを引退し、カーデザイナーとして活躍するシェルビーの下に、アメリカ最大の自動車メーカー・フォード社から、絶対王者フェラーリに対抗出来る新たなレースカー開発の依頼が舞い込む。敏腕ドライバーのケンと共にフェラーリに挑み、大逆転を果たした実話に基づくヒューマンドラマ。
オープニングのケンにまずびっくり。性格に難ありだけど、ドライバーとしての能力や技術、情熱は最高。
そんな個性の強いケンとシェルビーが、フォード社からの圧力や謀略に挫けず、まっすぐ夢を追いかけて圧倒的な強者へ挑戦していく姿がカッコよかったです。
2人の友情やケンの家族、素敵でした。
なので、ラストは衝撃でした。
世界最強最速のレーサーを決めるっていうような少年マンガ的な話では無く、企業同士の戦いで、フォードvsフェラーリの意地とプライドを懸けたビジネスの勝負が根本になっているので、vsフェラーリではあるけれど、フォード上層部vs現場だったり、企業の目的vs個人の夢だったりと、ビジネスの駆け引きドラマみたいなところもあり、見応えありました。
それにしても、ビジネスの世界は情け容赦ないなとヒシヒシ伝わりました。
24時間耐久レースとかモータースポーツ界のことは疎いけど、キャストも豪華で楽しめました。
超速スピードの世界、想像出来ないけど想像出来たように思える、迫力のレースが味わえるアツい作品でした。
★かつてレーサーとして活躍し、アメリカ人で唯一ル・マン優勝経験を持つ気鋭のカーデザイナー、シェルビー。
ある日、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社から、ル・マン24時間耐久レース覇者であるイタリアのフェラーリ社に勝てるレーシングカーの開発オファーが届く。
早速シェルビーは、敏腕ドライバーのケンを口説き、2人でフォードGT40の改良とテストに取り掛かるが、、。
