「オラの村には事件がねぇ!」(IKZO談)
実はサイモン・ペッグも(間接的に)キアヌ先生の教え子だったようです(@_@)
テレテテ〜〜♪
<<世界ぶきみ発見!>>
ヴィレッジ・オブ・ザ・イヤーに輝くサンフォードは治安のいい村です。
この村では殺人事件は過去20年間で1件も起きていません。
道路に男女の生首が落ちていたり、悪趣味な家がド派手に爆発したり、ハサミが独りでに老婆の喉に突き刺さる…などの不運な「事故」は時たま起こりますが「殺人事件」は滅多に起きません。
ラストミステリーは村の治安維持の画期的な秘密とは何か?をお答えしてもらいます。ヒントは、アフラックです。さて、皆さん答えが出揃ったようなので、参ります、最後のパネルをかけてのアタッ◯チャンス(悪野仁)
サイモン・ペッグとニック・フロストとエドガー・ライトの3バカトリオ(誉め言葉)がまた悪ふざけ(誉め言葉)じみた作品を作ったのか…と思いきやホラーです。サスペンスです。アクションです。コメディです。分類が難しい。安易にサイモン印を押したらアカン…?なんとも断言しにくい(゜ヮ゜)
爽快な血塗れ(お年寄りに優しく無い)ガンアクションシーンまでの道のりが長い。90分くらいにまとめてくれたら観やすいかな。
サイモン・ペッグはおバカキャラを封印して(してない)堅物モーレツ刑事を演じます。ニコラス・エンジェルは2つの学科を首席で大学卒業して警察学校もまた首席で卒業。単なるガリ勉でなくて自転車や自動車の運転は楽々、肉体派でもあり暴動鎮圧に多大な貢献をし、1年間で9回も表彰状を貰い12月にはサンタに刺される(?)エリート警官でした。
あまりに働き者だったので出世を恐れる上司に無理やり田舎町に左遷されます。横暴な人事異動にニコラスはブチ切れます。
ニコラス「ぼ、ぼくには仲間がいます!彼らが黙っちゃいない」チラッ
つらい日々を共に過ごした仲間たちの方を見ると…
<<行ってこい!ニコラス!!>>
ニコラス「」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
泣く泣くサンフォードへ。見送る気満々じゃねぇか…友情とは一体(哲学)
サンフォードはクソがつく程ではない田舎村です。事件が滅多に起きないのどかな村のためニコラスの勤務先の警察署は無気力。昼になるとビール飲みながらよそ者のニコラスをバカにして酔っ払う。働き者のニコラスは呆れた勤務態度の彼らに憤り反発します。そんなのんき者ばかりの警官の中でニコラスに親切にしたのはダニー・バターマン。中身はニック・フロストです(中に人はいません)
この2人の不毛で微笑ましいやり取りが今作の縁の下の力持ち。
パトロール中。
ダニー「ねぇねぇダイハードかリーサルウェポンは見た?」
ニコラス「実際の警官はドンパチとカーチェイスはやらん」
パブにて。
ダニー「見てみて」グサ
ニコラス「ギャ〜!フォークを目に刺して血がァ〜!ドバァ〜!」
ダニー「ケチャップだよ〜ん」
ああ…癒される。
ダニー「また仕事?」
ニコラス「元カノみたいた」
お似合いです。
ニコラス「警官に憧れたのは叔父さんの影響だった。パトカーの三輪車でよく遊んだよ」
ダニー「へぇ〜今は何やってるの?」
ニコラス「刑務所さ。麻薬の密売で捕まった。三輪車も麻薬を売った金で買ったんだ」
この会話には笑いましたε-(´∀`; )
田舎ならではの事件も。村人から珍しく通報が。ニコラスが対応。
村人「白鳥が逃げたっぺ」
ニコラス「なるほど、わかりました。貴方の名前は?」
村人「ペ◯スデカいだよ」
ニコラス「なるほど…っておい!嘘つくな!ゴホン、で、その白鳥の特徴は?」
村人「色白だよ」
うん、知ってるお(^q^)
あとショーン・オブ・ザ・デッドのネタがちらほらあります。
万引き犯追跡シーンで目の前にハードのように立ち塞がる塀。
ダニー「これ行くの?」
ニコラス「前に飛びこえたろ?」
一度飛び越えてはりますね笑
パブでビールを飲む光景なんてまさにショーンです。ワールズエンドもそんな感じ。
よそ者を煙たがる村には何かしら秘密があるものです。殺人事件は確実に起きているのに「事故」扱いにする警察。真相を探るニコラス達を監視する村人達。こりゃ何か裏がありますな…おバカシーンを挟みつつ村に隠された恐ろしい秘密を探って行きます。
サンフォードは「模範的な村」ではなく「ヤバい村」です。
後半部は特にヤバい。主にサイモン・ペッグが超人化します(お前もか!)
「ここはオレ1人でやる」
真面目一筋で映画を知らないニコラスにダニーは「ハートブルー」や「バッドボーイズ2」を見せて見事に感化に成功します。真相がわかり村人たちと壮絶な銃撃戦を始める時に奇抜な登場をします。
背中にデカい銃を2丁クロスさせて背負い2丁拳銃グラサン極め付けは馬。カッコよさと間抜けさがぶつかり合って玉突き事故が起きました。わけわからんカッコよさ( ´艸`)
キアヌ教官曰く「差別するな」に従い女性、老人見境なくドンパチと銃撃戦を行います。サイモンは何発かお見舞いされてもピンピンしてますがな…つ、強い…お茶目さと狂気を兼ね備えたサイモンを見つけた気がします。
キアヌ先生のレクチャーの甲斐あってサイモンはかつてないほど暴れまくります。M:I シリーズでもこんな暴れっぷりは無い。ニックはずんぐりな巨体からは予想出来ない俊敏な動き。やはり映画の影響って偉大(゜ヮ゜)
にしてもロミオとジュリエットがまさかディカプリオ版とは笑 ラブミーラブミーって笑