バルボア

狼の死刑宣告のバルボアのレビュー・感想・評価

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
3.8
wowow録画。
ジェームズ・ワン監督
ケヴィン・ベーコン主演

自慢の息子をギャングに殺された平凡な男(ケヴィン・ベーコン)が復讐をするも逆にギャングの怒りに火を注ぐ事になり、引き返せなくなる。

幸せな家庭を壊されて犯人に極刑を求めるも、充分な証拠がなく、極刑は無理だとわかった男は、訴訟を取り下げ復讐をするはいいが、特殊なパワーやスキルを持っている訳でもなく、銃の取り扱い説明書を詳しく見ないとわからない有様。

立体駐車場での長回しのカメラワークは、見応えがある。

ショットガンを放った後の標的に穴があくところが迫力があって、何発か見せた後に足に当たり、吹っ飛ぶシーンは凄い!

襲撃を受けてかろうじて生き残った次男に男が、語り掛けるシーンはアクションや恐怖だけではないジェームズ監督の家族愛が感じられる。

ラストの男が対決に挑む場面は、頭に傷を負っている上にバリカンを入れ、少し後ろの毛を残したり、亡き息子の革ジャンを着たり、「タクシードライバー」のデニーロを思わせる風貌になっている。
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