バルボア

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4.6
1990年のニューヨークで、週末ウエイターをしながらミュージカル界でのブレイクを狙い、作品を創作中のミュージカル作曲家ジョナサン・ラーソンの自伝的作品。

NETFLIX作品だが、映画館で期間限定での上映を鑑賞。

ジョナサン・ラーソンの事を知らず、「RENT」も未見だったが、ジョナサン役のアンドリュー・ガーフィールドが上手くて見入ってしまった!いやアンドリューだけでなく、他の出演者も!

ニューヨークで貧しい暮らしながらも夢のために、日々困難に立ち向かいながら生きていく様は感銘を受けた。曲調も良く、バラエティーに富んでいて、人の身体を使いながらリズムをとり、歌い始める「Baho Days」やデュエットで掛け合いのような「Therapy」、ミュージカル界の大御所?ソンドハイムへのオマージュ「Sunday」等聴きごたえがあった。

ジョナサンはソンドハイムに見込まれていたようだし、周りの人間にも恵まれていたみたいだ。もちろん自分の才能もあっての事だが。ただ「RENT」の成功を見る前に亡くなってしまったのが悔やまれる。
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