SETI(Search for extraterrestrial intelligence: 地球外知的生命体探査)プロジェクト。砂漠の巫女エリー・アロウェイの孤独と信念。若かりしマシュー・マコノヒーはチャラい神父のインチキ臭さが信用ならない感じだが、そこから20年近くたって、インターステラーでは科学否定の世の中にあって真実を追求する宇宙飛行士役が板につくようになった。
冒頭の地球から徐々に遠ざかって宇宙の果てまでいくシーンはいま見てもすばらしい。
孤独を癒してくれるのはお互いの存在だ。ペンサコーラ。
キッツ「では、なぜ証言を撤回し宇宙旅行はなかったとはっきり認めないのです?」
アロウェイ「できないからです。経験したのは確かです。証明も説明もできません。けれど私の全存在が事実だったと告げています。あの経験は私を変えました。宇宙のあの姿に我々がいかに小さいかを教わりました。同時に我々がういかに貴重であるかも。我々はより大きなものの一部であり、決して孤独ではありません。そのことを伝えたいのです。そしてほんの一瞬でもみんなに感じてもらいたい。あの畏敬の念と希望とを。でもーー。そう願い続けます」
反論を許さない。ただ信じろという。それを信仰というのですよ、ドクター・アロウェイ。
For Carl Sagan
△2020/06/22 Apple TV登録。スコア4.5
ロバート・ゼメキス。原作はカール・セーガン。
△2019/02/23 DVD登録。スコア4.5