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悪魔スヴェンガリのameoのレビュー・感想・評価

悪魔スヴェンガリ(1931年製作の映画)
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アメリカの怪奇?映画の古典。

音楽家のスヴェンガリ(ジョン・バリモア)は特殊な眼を持つ催眠術師でもある。ある日、同じ借家の画家の家に出入りしているモデルのトリルビー(マリアン・マーシュ)に惹かれるが、彼女にはすでに意中の男がいる。スヴェンガリは催眠術で彼女を操ろうと企む。

監督は20~40年代にかけて活躍したアーチー・メイヨ。原作はジョージ・デュ・モーリアの1895年出版の小説「トリルビー」。アメリカだけでも20万部を超える人気作だったそうで、サイレント時代から7度に渡って映画化されている。

製作者も俳優も初めて観る人達ばかりでしたが、楽しめました。ジョン・バリモアは中々迫力のある演技だし、マリアン・マーシュも可憐で良かった。

ジョン・バリモアは「バリモア三兄弟」なんて呼ばれた俳優・演劇一家でサイレント期から活躍していましたが、30年代以降は振るわずあまり幸せな人生は送らなかったそう。息子のジョン・ドリュー・バリモアも俳優になり父と同じ様な道を辿ってしまいますが、その娘ドリュー・バリモアは活躍中ですね。
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