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幸福の黄色いハンカチのTSのレビュー・感想・評価

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)
3.9
【出所した男の想い】82点
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監督:山田洋次
製作国:日本
ジャンル:ドラマ
収録時間:108分
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1978年日本アカデミー賞最優秀賞作品。
記念すべき日本アカデミー賞初代最優秀作品賞に輝いた作品。高倉健をはじめとして、倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢などの錚々たるメンバーが主演を演じています。シンプルながらも素晴らしいロードムービーでありました。

失恋した花田欣也はフェリーに乗り北海道にまでやってくる。失恋したショックを乗り越えるために、自分の車に女を乗っけようとナンパをする。一方、懲役6年の刑で服役していた島勇作はようやく出所してきたのだが。。

武田鉄矢若すぎです(笑)というか顔より髪型でわかってしまいましたね。武田鉄矢のデビュー作ということですが、金八先生とは似ても似つかなぬキャラを演じております。車でわけもわからなく女を誘ってはうまいことホテルに誘おうとします。普通はこんなの引っかからないはずですが、朱美も色々悩みを抱えていたため、気分で彼の車に乗ってしまいます。
さて、道中でひょんなことから出所したての勇作も乗っけることになり、三人の不思議な旅が始まります。見やすいロードムービーですが、やはり勇作が何故刑務所に入ったのか、というエピソードが一番面白いと言えるでしょう。6年の時を経ても、妻は待ってくれているのかどうか。

ちなみに6年の時を経て出所した勇作は、最初にラーメンとカツ丼をがっつきます。このがっつきをよりリアルにするために、実際高倉健は二日間何も食べなかったそうな。映されるのはほんの一瞬なのに相当気合の入った演出です。

昔ながらの名作といった感じです。具体的にあまり言及出来ませんが、不思議と100分間魅入るように見ていました。高倉健主演の映画はほとんど見ていないので、また鑑賞していきたいなと思いました。ちなみにタイトルの「幸福」はしあわせと読むようです。
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