ことぶき

アポロ13のことぶきのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
4.3
キャスティングがもう、「わたしのための」という感じだった。ありがとう、世界。こういった名作を映画館で鑑賞できる貴重な機会に、毎回感謝している。
ありがとう、午前10時の映画祭。
エンジン音が唸る、静寂が耳を刺すような映画はやっぱり、映画館で観るのが正解なんだな。見せつけられてしまった。

輝かしい失敗は何度目かの成功よりも人々の心を引き寄せるというのは、歯痒いところでありつつ正直な現実だよな……と。アームストロングの跳躍は確かに大きかったけれど、
アポロ13号の乗組員たちが成し遂げたこともまた大きな跳躍だった。小さな一歩であっても進み続けることは、大きな一歩を踏み出すための条件なんだろうと思う。成功にせよ失敗にせよ、目の前のできることをひとつひとつこなしていることしかできないのかもしれない。見つめる先がどこかはわたしにしかわからないんだろうな〜……。

トム・ハンクス、やっぱり好きだ。
ことぶき

ことぶき