原題のまま、 “the Last Bus”でよかったんじゃないかな......
過去と現代とを行き来する切替の演出の巧みさや繊細な俳優陣の演技が際立つぶん、話の筋道がすこし表面的すぎるような気がしてうむむ......
悲しい、切ない、それでいて穏やかなこの物語に求めてはいけないのかもしれないと思いつつ、なんだか一貫して訴えかけてくる一つのテーマのようなものはないように感じられてしまって消化不良だった。それがバスを乗り合うような、と例えられる人生そのものなのかもしれないけど……。
受け取る力が足りなくて居た堪れなかった