まいたけ

アポロ13のまいたけのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
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そもそもこの映画、宇宙大好きの自分がなんで2019年の今まで観ていなかったのか。ふしぎで仕方ないのだけど、考えたらトムハンクスが苦手だからかもしれない。空港大好きなのにターミナルも去年まで観ていなかったのと同じロジックだ。なんだろう、あの鼻が苦手なのかな。説教くさい感じがするのか。観たらみたで、存在感があっていいねんけど、サムネやポスターでついつい避けてしまう。

ところで宇宙モノは実話が好き(スタートレックは除く。あれは宇宙モノとしてみてないから)。最近でいうと「ゼログラヴィティ」はストーリー、構図、構成などなど大変面白かったけど、やはりロマンという点において少しかける。しかし宇宙の実話というと、ガガーリンかアポロかスペースシャトル、まあISSやはやぶさ、とそんなに選択肢も多くないのだけど、どれも想像しただけでロマンがある。

宇宙飛行士になるのがどれだけ大変か。自分には宇宙兄弟の知識くらいしかないのだけど、二桁の掛け算を暗算しながらランニングするとか、6ヶ国語しゃべるとか、到底無理なことばかりなので、代わりに入ってきた彼をバカにはできない。むしろ、彼がドジをしたからミッションが失敗した、みたいな描写がちょっとツライ。サブクルーだろうがなんだろうが、どう考えても優秀な人でしょ。
その後観た「ファーストマン」もそうだけど、とにかく人が死にすぎて、宇宙計画って……となったけれど、宇宙にはやっぱりロマンがあって、それに魅せられた人たちのドラマ……ってイメージでもなんかなくて、「ファーストマン」のニールアームストロングもみんな、ある種の悲壮感を帯びた使命をもって宇宙に臨んでいる、そんな気がした。けど、ほんとのとこどうなのかな。ちょっとステージが違いすぎて想像がつかない。
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