平成2年の男

悪魔のいけにえの平成2年の男のレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.5
・なるほど、カルト的人気があるのも分かる。

・不気味さ、不可解さ、恐怖、死のメタファーとして、太陽のコロナの動画、アルマジロの死骸、干からびた川など、イメージ採択のセンスがすごすぎる。「おまんじゅう」という単語がエロい響きを伴っているのと同じくらいの絶妙さ加減。安直なイメージに逃げていない点が、令和になった今日に鑑賞しても古さを感じさせない大きな要因だろう。

・骸の積み上げ方、夕焼けをバックにチェーンソーを持って乱舞するレザーフェイズ等、芸術点も◎

・車椅子のお兄さん、いいところなんもないまま死んで草生えた。絶対的な平等性が、ある意味この作品の良いところなのだろうな。

・女優二人が無駄に可愛い。

・ファッションにエルヴィス・プレスリーの名残を感じる笑